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News 2023.6.3

pic up coffee☕ June①

みなさま、こんにちは!
あっという間に6月ですね。

今回、おすすめコーヒーはこちらです。

ザンビア NCCL農園 ウォッシュ

アフリカにあるザンビアでは1972年よりコーヒーの生産事業がスタート。
2000年代前半には年間10万袋(1袋60kg)ものコーヒーを生産するようになり、ヨーロッパを中心に広く使用されていました。
しかし、そこで「CBD(Coffee Berry Disease)」による影響が訪れ、生産量が激減、ザンビアコーヒーに危機に訪れます。
CBD=コーヒーの実が壊死していくような病気なのですが、罹るとおよそ収穫量の80%を失う危険があるそうです。。。

このCBDによって、多くの農家さんは他作物への転作を余儀なくされました。
その後、2012年にコーヒー事業再生を開始し、今回のクロップを生産する地元企業NCCL(Northern Coffee Corporation Ltd)を買い取りました。
彼らはコーヒーを安く買い叩くのではなく、現地の環境や農家さんの生活に配慮した運営を行い、全盛期を超えるようなザンビアコーヒーの生産を目指し取り組んでいます。
そして今ではNCCL農園だけで、年間6万袋ものコーヒーを生産するまでに成長しています。

今は、「環境・地域に配慮した」とか「女性の地位向上」等、一言で壮大なことを掲げているコーヒー・生産者の方も多いですが、本当にすごいことですよね。

ザンビア北部に位置するNCCL農園は、5つのウォッシングステーション(Ngoli、Isanya、Kateshi、Luombe、Nsunzu)を保有する、ザンビアでは有数の高い生産量を誇る農園です。
農園は自身でウエットミルとドライミルを保有しているため、ウォッシュ以外にもナチュラル、ハニー、そして近年ではアナエロビック(嫌気性発酵)を用いた精製にも取り組み、多様な風味を作り出して商品に付加価値をつけることで、収入の向上を目指しています。

また、この農園では、環境や農家さんの生活に配慮した持続可能なコーヒー栽培を目指しています。農家さんの労働環境の改善のため、無料で薬や医療を提供したり、労働者の子供のための託児所の設置、また女性の活躍の場の創造を進めています。その取り組みの代表例として、NCCL農園ではトラクターの免許を取得した女性ドライバーが活躍しており、女性の所得や地位の向上のモデルケースとして取り上げられています。

当店では、中深煎りをご用意しております。
シャープな苦味の後に続く、柑橘系のかすかな酸味や甘味。
それぞれの味わいがマッチして、バランスの取れた一杯になっていると思います。

ぜひご賞味くださいませ!

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