国 | ニカラグア | ||
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エリア・農園 | ヌエバセゴビア県ディピルト ブエノスアイレス農園 | ||
標高 | 1,200〜1,550m | ||
品種 | マラカトゥーラ | ||
生産処理 | フリーウォッシュト | ||
焙煎度 | 中深煎り |
サイズが大きいマラカトゥーラ種100%のコーヒー豆です。
紅茶のような香り、ドライフルーツのような甘味が味わえます。

コーヒー豆の収穫・精選・乾燥
完全完熟のチェリーのみを摘みとるようにピッカーに指導しています。
ブエノスアイレス農園のピッカーには、ニカラグアのピッカーの平均賃金よりも高く設定されています。
収穫したチェリーの中に、未完熟のチェリーが混ざっていないか確認し、取り除いてから次のプロセスに進みます。
摘み取られたチェリーは、農園からトラックで1日2回決まった時間に運ばれます。
精選所に到着したチェリーは、集積槽に入れられ、水によって比重選別が行われます。比重が軽く浮いたチェリー(加熟、空洞、虫食いなど)は、別処理され、沈んだチェリーはパルピングマシーンに進みます。
パルピングマシーンを通過して剥かれたパーチメント(熟度の良いもの)と、剥かれなかったチェリー(熟度の悪いもの)に分類し、熟度の良いものだけが、発酵槽に運ばれ、約16〜17時間の発酵工程に入ります。
翌朝、発酵槽の水を抜いて、新しい水が入れられます。優しく洗いながら、パーチメントの比重選別を行い、車で15分ほどのところにあるドライミルに運ばれ、乾燥の工程に進みます。
各工程ではハンドピックで欠点豆などを取り除かれます。
ブエノスアイレス農園
ブエノスアイレス農園は、ニカラグア北部ホンジュラス国境に接するヌエバセゴビア県オコタル地区に位置します。
農園主のValladarez Familyは元々はホンジュラスに住んでいましたが、内戦がひどくなりこの地域に移り住み、少しずつ土地を買い足しながら農園を拡大していきました。
現在では10の農園を所有しており、現在は4代目のLuis Emilio氏、Olman氏の兄弟が農園を管理しています。
2020年後半に、2つの巨大なハリケーンによって、中米の多くのコーヒー農園が被害を受けましたが、ブエノスアイレス農園は幸い大きな被害を受けずにすみました。
年々気候変動や災害のリスクが大きくなる中で、毎年安定した品質のコーヒー生産に取り組んでいます。
サスティナビリティ
農園には飲み水にもなる水源が3つあり、その周辺にシェードツリーを残すようにしています。
農園主のValladarez familyは、農園周辺地域のサポートも行っており、地域の人が利用できる学校、メディカルセンター、スポーツセンターがあります。
学校はブエノスアイレスと呼ばれており、学校で使う備品などの寄付をおこなっています。
農園に戦線を呼び、農園で働く人々の子供たちが、昼間勉強できるようにしています。
また、San Fernandoという地域にある教会、学校、水の供給のサポート、に加えKilaliという地域に水ののサポート、オコタル地区に住む人々45万人に下水用の水を供給しています。