国 | ハイチ | ||
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エリア・農園 | ティオッテ地区マールブランシュ | ||
生産者 | マレシェールコーヒー共同組合(CMIA) : 359名、1999年設立 | ||
標高 | 1,000〜1,400m | ||
品種 | ティピカ | ||
生産処理 | フルウォッシュド | ||
焙煎度 | 中深煎り |

ハイチのコーヒーの歴史
ハイチでは1715年にイエズス会の宣教師によってコーヒーが持ち込まれ、全土に広がりました。
1788年には世界のコーヒー需要の半分を供給するまでに成長し。1804年のハイチ革命後も、輸出換金作物として拡大し、1850年にピークを迎えました。
1949年に第二次ピークを迎え、世界3位のコーヒー生産量にまでなりましたが、森林伐採や山林開拓、他国への移住、軍事クーデターやハリケーンの被害により、コーヒー生産は破滅的な状態に陥りました。近年欧米のNGO団体支援のもと、コーヒー産業の復活の兆しが見え始めています。
ハイチのコーヒー栽培
ハイチは先住民族の言葉で「山の多い土地」を意味する通り、島全体が山岳地帯となっています。国土は北海道の1/3程度の面積で、沿岸部にはわずかな平野や川があります。
中央部から東部は大きく隆起した大地になっており、気候は亜熱帯性、北部山間部は雨が多く、東部は乾燥した気候です。山間部は比較的穏やかで、コーヒー栽培に適しているが、島がハリケーン・ベルトの真ん中に位置しているため、6〜10月にかけてハリケーンの被害を受けやすい地域です。
ハイチには15〜20万世帯のコーヒー農家がおり、中北部のアルティボニット県から南東部の高地で生産されるコーヒーは品質が高く、ハイチの最高峰ラ・セル山(2,680m)山麓で収穫されるコーヒーは、ジャマイカのブルーマウンテンに引けを取らないソフトで甘い香りを持っています。

